自動棚搬送ロボット EVE 導入事例03
次世代型ECプラットフォームセンター「SharE Center misato」へ導入
今回、三菱倉庫株式会社様(以下、三菱倉庫様)の新たな物流センター「SharE Center misato」に生産性向上と省人・省力化を実現する自動棚搬送ロボットEVEを納品いたしました。「SharE Center misato」は、2021年7月1日に稼働したECに特化したプラットフォームセンターで、首都圏各地へのアクセスに優れた埼玉県三郷市新三郷にあります。料金体系は従量課金制を採用しているため、このセンターを利用するEC事業者様は、売上に連動した形で物流費を把握、管理することが可能です。
動画で見るSharE Center misato
自動棚搬送ロボットEVE
導入いただいた機器
ギークプラス 自動棚搬送ロボットEVE500 50台
EVE専用棚 981台
ワーキングステーション 6台
専用充電器 5台
オペレーション
■バースでの商品振り分け
1階のバースに到着した商品は、ハンディターミナルで検品後、EVEが稼働するロボットエリアと非ロボットエリアに分け、それぞれのエリアで保管されます。
■棚入れ
ロボットエリアに移送された商品は、EVE専用棚に棚入れしていきます。
システムの指示を受けたロボット(EVE)が最適な棚をワーキングステーションまで運搬し、作業員はモニターに表示される指示に従って、商品を棚入れしていきます。
■ピッキング
出荷オーダーを受注すると、システムを通じてロボットに出荷指示を出します。出荷指示を受けたロボットは、より多くの商品を取り出せる棚を選んでワーキングステーションまで移送します。作業員はモニターに表示される指示に従って商品をピッキングし、DAS(Digital Assort System)で仕分けていきます。
■梱包・発送
ピッキングが完了したオーダーはコンベアラインで梱包エリアに搬送されます。この時、非ロボットエリアでピッキングされた商品と荷合わせが必要なオーダーは、別のコンベアラインへ運ばれます。梱包エリアに移動した商品は、製函機で作られたカートンを使って商品を梱包し、1階の出荷バースに下ろされ、お客様のもとへと発送されます。
SharE Center misatoの月間の入出荷能力は70万ピース、在庫キャパは70万ピース。自動棚搬送ロボット EVEの導入により、入荷・出荷・棚卸などの作業における移動距離を大幅に削減した、作業生産性の高い倉庫になっています。
導入までの課題・ポイント
今回は、今まで導入支援をすることが多かったBtoB向けの物流形態ではなく、ECに特化したBtoC向け倉庫の立ち上げを支援させていただきました。EC向けで販売される商材サイズや出荷形態をもとに運用から固め、システムテストではあらゆるイレギュラー対応を想定して、その場合の作業方法を考えてテストを実施しました。
SharE Center misatoは自動棚搬送ロボットを活用した物流センターですが、実際に商品を入れたり、ピッキングしたりするのは作業員の方々ですので、より簡潔でミスが少なくなるような設計、レイアウトを心がけました。
また、現場教育の時間を多くとり、本稼働した際にスムーズに作業ができるよう進めました。
「SharE Center misato」の特徴
物流に関するEC事業者様の悩みは多岐にわたります。例えば、外部委託や物流拠点の移転を検討しているが、システム連携の切り替えに時間や費用がかかる、物量に合った倉庫がなかなか見つからない、取扱いアイテムの増加に伴って作業効率が下がってきている、など。
SharE Center misatoは、EC事業者様のこうした課題に対応した物流センターです。多くのECサービスシステムと連携実績のあるWMS「ロジザードZERO」を採用しているため、拠点立上げ時のシステム連携の切り替えもスムーズです。また、多くの事業者様にご利用いただくことを前提としたプラットフォームセンターですので、幅広い物量のお客様にご利用いただくことができます。
<ロボット導入に関するお問い合わせについて>
三菱倉庫様が導入された自動棚搬送ロボットEVEはフジテックス(物流倉庫プランナーズ)が販売・納品いたしました。
ロボティクスによるオペレーションの効率化・自動化/省人化をご検討のお客様はお問い合わせくださいませ。お客様の課題に沿った最適な物流ソリューションをご提案させていただきます。
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