モバイルプリンターの導入によりピッキング作業において1人あたり約270時間/年間の工数を削減
モバイルプリンター導入前の課題と導入理由
サントリーロジスティクス株式会社様が運営する長津田配送センターにて、モバイルプリンター(PJ883)を導入いただきました。
同センターでは、主にサントリーグループの清涼飲料や酒類各種を取り扱う24時間稼働のDCです。
1フロア約11,550㎡(約3500坪)あり、従来では、フォークリフト乗務員(ピッキング作業者)は、印刷したピッキングリストを都度、固定プリンターまで取りに行く必要があり、長い移動距離により時間がかかっていました。
また繁忙期には固定プリンター周辺での混雑や待機時間も発生していました。
そこでフォークリフトから降車せず、ピッキングリストを印刷できるように、モバイルプリンターの提案がありました。
トライアルによる検証をおこない、車体にも適切に載せられること、感熱ロール紙の品質に問題がないことに加え、万が一の際には即座に従来の固定プリンターに切替えられることから、導入を決定しました
モバイルプリンター導入の効果
導入後は、長津田配送センターにおいて、ピッキングリストの印刷にかかる移動距離及び時間が1人あたり約270時間/年間が削減され、繁忙期におけるプリンター周辺での混雑や待機も解消されました。
他の製品との比較
他社製品との比較では、大手家電メーカー各社の類似製品を検討しましたが、データ通信・充電方法(携帯性)、サイズ感、A4・ロール紙対応(連続印刷)などの点で比較検討し選定されました。
当社フジテックスを選んでいただいたきっかけ
兼ねてから情報交換を行っており、今回の倉庫内業務改善に関しても相談をいただき、導入が実現しました。
今後の展望と課題
トラックの輸送効率化と倉庫内でのトラックの滞留抑制が挙げられており、特に繁忙期には入出荷作業の効率化や見える化、将来的な人材不足に対応するためには自動化・機械化が必要と考えられています。