新社屋へロボット倉庫の導入で求人応募が20倍に!限られたスペースで保管効率を最大化
この度、建築資材の製造・卸売を行われている福保グループ様(福岡市博多区)へ「シャトル型自動倉庫 ロボットパレットラック(ロボパレ)」をご導入いただきました。
| 業界 | 建築資材の製造・卸売、システム開発、イベント運営 |
|---|---|
| 導入製品 | シャトル型自動倉庫 ロボットパレットラック(ロボパレ) |
| 導入目的 | 保管スペースの省スペース化、保管効率の最大化、人材確保(フォークリフトオペレーターの削減) |
ロボパレ(自動パレット搬送・保管システム)の製品特徴
フジテックスが提供するロボパレは、高密度保管に特化した自動パレット搬送・保管システムです。
- 驚異的な保管効率: 通常のラックに比べて保管効率が最大95%向上し、限られた床面積でも保管能力を飛躍的に向上させます。
- 多階層倉庫に最適: 最大8層の垂直保管が可能で、複数の階をまたいでパレットを搬送できます。エレベーターやコンベアなどの追加設備が不要です。
- ピッキング作業の削減: シャトルによる自動入出庫のため、作業員がフォークリフトで商品を取りに行くピッキング作業が不要となり、作業負荷を大幅に軽減します。
- 高い安全性と作業効率: ロボットがパレットを入出庫するため、フォークリフト作業が削減され、安全性が向上します。
建物の高さを最大限利用したラック
製品をラックから自動で出し入れするシャトル
ラックの横に設置した2機の垂直搬送機
製品の入出庫を行う垂直搬送機の搬入/搬出口
導入の背景:好立地への移転と「人」の課題解決
建築資材の製造・卸売を手掛ける福保グループ様は、かねてより深刻な「求人」の課題に直面していました。この課題を解決するため、地下鉄駅(福岡空港)から徒歩10分という交通の便が良い好立地に新社屋と倉庫を建設・移転することを決断されました。
課題とロボパレ導入への道のり
- 好立地とコストのトレードオフ: 便利な場所は土地価格が高く、広い敷地が確保できませんでした。
- 多階層倉庫の必然性: 限られた敷地を有効活用するため、倉庫を多階層化する必要がありました。
- 多階層での人材確保の困難さ: 多階層での入出庫作業は複雑であり、フォークリフトオペレーターなどの人材確保がさらに困難であると予想されます。
この状況を打開するため、福保グループ様は多階層での入出庫に強みを持ち、限られたスペースで保管効率を最大化する自動倉庫システムの導入を決定しました。約4年間、国内外の製品を徹底的に調査・比較検討した結果、最終的にフジテックスの「ロボパレ」が選定されました。
多階層化によって延床面積を抑え、建設費用を削減できた分、その費用をロボパレに充当でき、結果的に高い収納力を得ながら、効果的な設備投資が実現しました。
導入の決め手は、スピードよりも「圧倒的な収納力」
数ある自動倉庫メーカーの中からロボパレを選んでいただいた最大の理由は、「収納力」でした。
福保グループ様が求められていたのは、高いスピード性能よりも、いかにスペースを効率よく使えるかという点でした。 国内外のシステムを比較検討される中で、多階層での搬送に優れ、高密度保管が可能なロボパレの収納力が高く評価されました。
他社の製品も検討された中で、収納力を優先して選定を進められ、複数社の製品を取り扱う商社と面談された結果、弊社を最も信用できると感じていただき、導入を決定されました。
長年の経験から得た「物流への感度」
福保グループ様は、過去、様々な物流改善策を試み、多くの失敗と経験を重ねる中で、「効率性を考えたときに、自動倉庫は必ず導入すべき」という強い確信を持たれていました。
約7年前に自動倉庫の存在を知って以来、新社屋建設の際には効率性を考えたときに必ず導入しようと決められていました。ニーズはスピードではなく、収納力と多階層での効率性でした。 YouTubeで『物流倉庫プランナーズ』を拝見されたことが、最終的な決定に至る決定的なきっかけとなったとのことです。
導入後の劇的な変化:「人」と「会社」の好循環
ロボパレを導入し、駅近の好立地に移転した結果、福保グループ様が抱えていた最大の課題である「求人」状況は劇的に改善しました。
| 改善前(旧社屋/郊外) | 改善後(新社屋/駅近) |
|---|---|
| 求人応募: 月に1〜2人(50代後半が中心) | 求人応募: 月に40人(20代、30代の若手も多数) |
| 採用人数: 確保が困難 | 採用人数: 10人ほどを採用に成功 |
以前は応募者がほとんど来ませんでしたが、今では月に40人もの応募があり、20倍に増加しました。しかも若い優秀な人材が多く応募されてきています。 多くの応募の中からレベルの高い人材を採用できたことで、以前からの社員にも良い刺激となり、会社全体が良い循環に変わってきていると感じられています。
弊社では、物流システムへの投資は、単なる作業の効率化だけでなく、企業のイメージアップとブランディングに直結し、採用市場における競争力を高めるという、経営的な好循環を生み出すと考えております。
福保グループ様は、「今、多くの企業が『人がいれば儲かるのに』と言っていますが、今回の取り組みは、その課題を具体的に解決する方法の一つだと考えています」とコメントされています。
ピッキングは垂直搬送機で指定した物が自動的にでくるので作業負担も大幅に軽減することができます
他企業へのメッセージ:ニーズに合った「ロボット倉庫」の選択を
物流への投資を決断された福保グループより、導入を検討されている企業へメッセージをいただきました。
ロボット倉庫の導入は、これから各企業にとって「当たり前」「スタンダード」となる時代が来ると考えられています。大切なのは、自社のニーズに合わせてどのようなタイプのロボット倉庫が良いのかという判断基準を持つことです。
スピードを重視するのか、収納力なのか、あるいは総合的な効率性をとるのか。自社の既存システムにどう連携させるかという点を深く理解することで、最適な選択肢が見えてくるはずです。どうせやるなら、いかに早く他社よりも導入するかが重要であるとの認識です。
ロボット倉庫導入に関するお問い合わせ・ご相談
福保グループ様が解決されたように、物流の課題は「人手不足」「保管スペース不足」「作業効率の低下」など多岐にわたります。 もし貴社が以下の課題をお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
- 現在の倉庫の保管効率に限界を感じている
- 好立地での新倉庫建設・移転を検討しているが、スペースが確保できない
- フォークリフト作業による負荷や事故リスクを減らしたい
- 物流への投資を通じて、採用活動にも良い影響を与えたい
最適な物流ソリューションをご提案するために、まずは貴社の現状と課題をヒアリングさせていただきます。 ロボパレをはじめとする自動化・省人化設備に関するご質問や、具体的な導入シミュレーションのご依頼など、お気軽にお問い合わせください。
















ロボットパレットラック(ロボパレ)-シャトル型自動倉庫-