手動式 移動パレットラック 導入事例
今回は、アパレルなどの縫製業のお客様より、倉庫に設置する手動移動ラックのご相談をいただきました。
お客様の倉庫では、製品に使用される布の原反を主に保管されています。
倉庫での保管量も多く、ラックやパレットの直置きなどを多数使用して、多くの原料を保管されているため、保管効率、作業効率が悪いのを改善したいというのが今回のご相談内容でした。
お客様の課題
改めて、お客様の倉庫内での保管に関して、どのような課題があるかをご確認させていただいた所、以下のような点をあげていただきました。
- 通路が狭くフォークリフトが入れないため、重い布の原反を取り出すという重労働を人手で一本ずつ行っている。
- ラック一段に複数の種類の布原反が保管されているため、在庫管理が難しい。
- 一度ラックに保管してしまうと、布が重いため、よく使用する布とあまり使用しない布とのロケーション変更も困難。
- ラックだけではなくパレットの直置きで保管しているものもあり、それでさらに通路が狭くなってしまっている。
- 使用中のラックは木製の手作りの物もあり、老朽化が進んできている。
今回の課題解決の方法
まず、お客様の課題を解決する条件として、フォークリフトで荷物の出し入れや配置替えを行う事が出来るようにする必要があるため、レイアウトはフォークリフトが入る通路幅にします。
また、使用ラックに関しては、現在の荷物量と確保すべき通路幅を考えると、移動ラックの利用が最適です。
お客様も移動ラックのことはご存知で、電動移動ラックを当社へご相談いただく前に他社でご検討されていたとのことでしたが、予算が合わないということでお困りでした。
そこで、電動より安価な耐荷重2.5tまで可能な手動タイプの移動ラックを今回導入させていただくこととなりました。
手動移動ラックとは
手動の移動ラックは電動移動ラックに比べ低コストで導入することが可能で、納期も短期間で施工が可能です。
実際今回も移動日を除くと3日間でレールの埋め込みからラックの設置までを完了させることが出来ました。
また、ラックの移動もレールを地面に埋め込んでいるため楽でスムーズに行うことができます。
移動パレットラックの導入で保管効率も2倍で満足!
ラック自体の段数を増やし、サイズも以前の物に比べ大きくしたので保管効率は以前に比べ倍ほどに改善できました。
レイアウトも移動ラックとは別に固定ラックも壁面へ設置したため、さらに効率よく利用ができます。
費用面も電動移動ラックで当初ご検討されていたのを、手動移動ラックに変更いただいたことで、圧倒的に抑えることが出来きました。
さらに、万一停電になった場合も動かすことが可能なので、安心してご利用していただくことが可能です。
また、軽々と動かせるという点でも、手動にしてよかったとご満足していただけました。
他社で予算があわなかった場合もまずはご相談ください
今回のように他社の提案で予算が合わなかった場合でも、別の方法を利用することで課題解決を実現することが出来る場合が多々あります。
まずは、どのような課題があるかをお聞かせいただければ、課題解決に向けたご提案をさせていただきますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
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ラックの選び方から、倉庫のスペースの有効活用方法、レイアウト方法などを図を用いて説明している資料です。
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パレットラック、中軽量・中量ラック、ネスティングラック、移動ラックの製品カタログと各種ラックの納品実績が1つにまとまった、カタログです。納品実績にはお問い合わせから納品させていただくまでにどのようなご提案をして、課題の解決のお役に立てたかかなどを記載しております