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セミナーレポート 提案・分析・実行 EC物流の現場力セミナー
ロジカイギより3名の講師を迎え、EC物流セミナーを開催いたしました
今回は、物流業界でコンサルタントとしてご活躍中の「ロジカイギ」より株式会社Linkth 代表取締役小橋 重信氏、株式会社TALKLORE 代表取締役伊藤 良氏、トランスフィード株式会社 代表取締役長井 隆典氏の3名を講師に迎え、講師のディスカッション形式による「提案・分析・実行 EC物流の現場力セミナー」を開催いたしました。
株式会社Linkth
代表取締役 小橋 重信 氏
株式会社TALKLORE
代表取締役 伊藤 良 氏
トランスフィード株式会社
代表取締役 長井 隆典 氏
EC物流の提案力
物流コストのインフレ
昨今、物流コストのインフレが発生し、需要と供給のバランスが崩れてしまい、これまで翌日に運べていたものが運べなくなってきてしまっている。
物流の需要と供給は、規制緩和により、いかに安く荷主を獲得していくかという流れから、2010年代後半より物の運び手となるドライバー不足や、今問題に直面している2024年問題により物が運べなくなる中、さらにECの増加により運ぶ物の小口化し、配達需要が伸び、2030年には物が運べないことによる経済損失が10兆円ほどになると見込まれている。
物流用の労働生産性は低い?
物流業界の一人あたりの生産性は、全業種の平均3,600円/時に比べ、2,500円/時とまだまだ低く、賃金は安いが労働時間は長いという状況にあり、そうなってくると人が集まってこないということになり、結果、物は届かなくなりながらも、抜本的な対応がないまま、2024年問題を迎えることとなった。
改善方法
この問題を解決する方法として、デジタル化、DX化を進める必要があるが、各企業がまだ設備投資をできない状況にある。
荷主側も自社の物流で何が起きているか把握が難しくブラックボックス化しており、そこは改善の必要があり変えていかなくてはいけない。
そのような中で、既存の物流センターをプロフィットセンター(収益を上げる、差別化していく)に変えていく必要もある。
これからの提案力の源泉について
付加価値をどう作るか大手EC事業者の登場により資本力で限定されたフローを安く行う企業が現れてきて、そのなかでどのような付加価値を付けていくかを考える必要がある。
その方法として、深く専門性を出し広げていく考え方が重要で、ニッチなところだけをやれば大資本に叩かれてしまうという相反するところもあるが、複雑な業務フローへの対応や、付帯業務と呼ばれるささげ、受注代行などに対応していくなどの、荷主にとっての効率化、タイムパフォーマンスの向上を提案していくことが重要になってくる。
EC物流というより、店舗や卸など全てに対応できるように小さくてもいいのでやっていくことが望まれている。
また、人をどう育てていくか、組織が枠組みを作り、個人に権限を与え、まずやってみるような組織づくりも進めていくべきではないか。
上記のようにまだまだ試してしていくことはたくさんあるので、それを企業、個人が考えてチャレンジしていくことが求められている。
セミナー動画公開中
ここでは提案の部分のレポートとさせていただきますが、他にも「分析」「実行」に関し3名にお話していただいております。
続きは本セミナーの動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。