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物流ロボットは本当に必要なのか? ~正しい物流データをそろえてはじまる正しいロボット導入~

物流ロボットは本当に必要なのか? ~正しい物流データをそろえてはじまる正しいロボット導入~

EC市場の拡大により、物流オペレーション業務が増大する一方、大きな社会現象ともなっている人手不足。本来は市場が拡大すれば、荷主にとっても、その委託を受ける物流企業にとってもビジネスチャンス・売上・利益基盤の拡大機会となるはずが、出荷量制限・ラストワンマイル問題・採用経費・人件費・配送コストの高騰、外国人雇用による品質の低下など、人手不足から派生する、二次的・三次的な影響により、必ずしもビジネスチャンスとしてプラスに捉えている企業ばかりではありません。

特に人手不足については、人口減少や少子高齢化により、すぐに解消・解決できる問題ではありません。そういった社会背景や今後の見通しを踏まえて、物流現場においても、省人化ロボット化を検討されている企業が多いのではないでしょうか。

実際に物流オペレーションの中で、ピッキングだけをみても、大手企業においては、4割近くが、システムやロボットの導入により、省人化を検討しているというデータがあります。(当社調べ)

正しい物流データはお持ちですか?

具体的にロボット導入をする上で、最も不足しているのが「正しい物流データ」です。ピッキングで言えば、在庫数からはじまり、SKU、1日あたりの入荷数・出荷数・返品数、またそれにかかっている時間や人数(1人あたりの生産性)、在庫の容積、繁忙期・閑散期含めた波動のデータなどをまとめることが必要です。物流倉庫プランナーズにロボット導入のご相談をいただいた企業様では、8割近くが「正しい物流データ」を保有されていないという実情があります。

「正しい物流データ」がそろって、はじめてロボットを導入した際の効果性・生産性の向上を可視化・算出することが可能になります。裏を返せば、それらの正しいデータがそろわないと、効果性・生産性の向上を算出できないため、具体的な検討ができなくなってしまいます。また仮に導入したとしても、物流データに誤りがあれば、期待していた効果・生産性は得られない可能性もあります。

また同時に考えるべきことは、“本当にロボットが必要かどうか”ということです。仮に「正しい物流データ」がそろっていない。把握できていない。とするならば、具体的に物流オペレーションのどこを、どのように改善すれば、生産性の向上が図れるか、数字を元に検証できていないということであり、本当はロボット以外の方法で改善を図れる部分があるかもしれません。

ロボット導入は目的ではなく手段

ロボットは投資をすれば、手に入れることができます。ただし、ロボット導入は目的ではなく、あくまで生産性を上げるための手段であり、それがロボットで実現できるのか、もしくは違う方法で実現できるのか判断をする上でも「正しい物流データ」が鍵となります。

ロボット導入は、生産性の向上以外にも、営業の差別化・プロモーション・ブランディングの強化といった経営戦略・営業戦略の一環として活用することで、投資効果をさらに高めることが可能になります。

ロボットを導入して生産性を上げるべきか。もしくはオペレーション・ロケーションの見直し等により生産性を上げるべきか。正しい経営判断を行う上でも、「正しい物流データ」をそろえ、把握することが、その第一歩となるでしょう。

 

※こちらの記事は物流倉庫倉庫プランナーズジャーナル第21号(2019年5月発行)をWEB用に編集し直したものです。

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