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セミナーレポート 2024年最新 物流基礎知識セミナー
2024年最新 物流基礎知識セミナーを開催いたしました
今回のセミナーは昨年行った物流基礎セミナーの内容を一新し、2024年問題などの最新の情報も混ぜながら解説を行いました。
本記事ではレポートしてセミナーの内容を一部抜粋してお届けいたします。
また、セミナーは動画でも公開しておりますのでぜひご視聴ください。
https://lplanners.jp/seminar/2024_buturyu-kiso/
物流とは
物的流通の略で、一般の企業がその商品を消費者(お客様)へお届けする過程のことをいいます。つまり、商品の生産から物流センター内での商品の保管や在庫管理、包装など、消費者へ届けるまでに必要な機能・項目すべてを「物流」といっています。
物流は領域によって、「調達物流」「生産物流」「販売物流」「回収物流」「リサイクル物流」に分けられます。
調達物流とは、原料や部材などをサプライヤーから調達する物の流れを言い、その調達した原料や部材を用いての工場内での生産から、製品の管理・保管、発送までのことをいいます。
そこから、倉庫から卸業者や小売業者へ届けることを販売物流といい、販売れた製品が役目を終え、再資源化させるために回収することを回収物流と呼ばれています。
この調達物流から販売物流までに流れを、人間の循環器に例え、動脈物流、回収物流を静脈物流とよばれることがあります。
また、回収した空き缶やペットボトル、古紙などの再資源化を行うことをリサイクル物流といいます。
物流のフロー
販売店や最終消費者へ届くまでには様々な工程が必要。生産工場・仕入先から商品が倉庫に輸送されたら、入荷・検品を行い、必要であれば流通加工を行い、在庫登録。商品を保管ロケに保管し、出荷の指示(在庫引き当て)がかかったらピッキング、必要であれば流通加工を行い、検品・梱包し、出荷されます。
上記の表が一般的な物流フローと言われるものになっていますが、倉庫によっては流通加工がなかったり、ピッキングの種類もシングル、マルチ、トータルといった方法があったりとアイテムのよって様々です。
流通加工においては、倉庫や物流センターで商品を出荷するための加工全般のことをいい、例えば、検針でしたりハンガー掛け、値札つけだったり、A商品とB商品のセットの組み合わせといった内容になります。
また、ピッキングは出荷指示に従ってある品番であったり、数量を確認しながら集荷作業をすることをいいます。この出荷指示をハンディーターミナルやタブレットで指示を受けて行う倉庫もあります。
このピッキング方法も大きく分けて3つの方法があり、1つの出荷オーダーごとに保管場所から商品を取りだすシングルピッキング、複数の出荷オーダーの商品をまとめて取りだすトータルピッキング、複数オーダー分のピッキングをしつつ、同時に仕分けを行うマルチピッキングがあります。
WMSとは
物流の用語などで、よくWMSなどのシステム用語を聞くことがあると思いますが、これは倉庫管理システムのことでウェアハウスマネジメントシステムの略となります。
主にこれは伝票の作成や商品の在庫管理、倉庫のロケーション管理など倉庫業務を管理するシステムのことをいいます。
その他WMS以外にも、WESやWCSなどといった物流現場のシステムの名前がありますが、詳しくはこちらのページで解説していますのでお時間のあるときにご覧ください。