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2017最新 注目の物流ロボティクスはこれだ!
ロボット導入が検討される背景
IoTやロボットの話題を耳にすることがないくらいの今日ですが、これだけ無人化やIT化が叫ばれているのは単なる効率化だけの話ではありません。
物流業界では人手不足という点が大きく関係しており、「新しい人材を増やす」のではなく、「今いる人材の中でできるようにしていく」ことの方が時間や経費もかからないのではという考えを持つ企業が増え始めているのです。
通販業界の発達により、手元に荷物が届くスピードや安心さがより強く求められるようになりました。 大手運送業の負担も大きくなる一方、先日ヤマト運輸株式会社がとうとう荷受け量を制限するということで、業界に大きな衝撃を与えました。大手でさえも、すでにキャパシティをオーバーし始めているため、これ以上求められるのならば、それ相応の収益を獲得できないと現存社員の確保や顧客に満足するサービスを提供できないというようになってきているのです。
今後の物流・運送業界は今の人的リソースでより多くの付加価値の高い仕事を獲得するための工夫や投資が求められ、それが成長のポイントとなります。その手段のひとつがAIやIoT、ロボットの導入による省人化・無人化です。
「インダストリー4.0」とは
ドイツが主導で進めている長期的な産業革命(第四次)のことです。コンセプトはスマートファクトリー(考える工場)を掲げられています。 そもそも、なぜドイツで新たな産業革命を起こすように動き始めたかというと、中国をはじめとした安く大量に製造ができる国々が伸びてきており、GDPの割合の内2割を製造業で占めるドイツではその危機を迫られているからです。
製造業の競争力を維持し、強化していくためには新しい市場にこれまでにないものをどこよりも早く生み出すことにあります。そのため、顧客のニーズや価格、品質などをよりリアルに考えていく必要があり、「ただ作ればよい良い」ではなく、これからも存在していくために「考えながら作っていく」ことが重要になっているのです。
その一環として、大手も中小企業問わず時間や人件費を抑えるべく導入しているのが、ロボットです。
製造ラインはもちろん、トラックに積み込むまでの運搬業務などを物流専用ロボットによって人手不足を補い、生産性を上げています。EC業界で注目されているドローンもその一例と言えます。
現場で期待される製品について
現場の生産性を上げるべく、必要不可欠な設備ですが、現在は最先端技術をもとに様々な業界において開発が進められています。
ライフロボティクス ピッキング用コ・ロボットCORO
ライフロボティクス株式会社が開発した「CORO」というピッキング専用アームは、従来の関節型ではない、肘の部分をなくした伸縮可能な特許技術トランスパンダーテクノロジーを搭載しています。これにより、狭い場所でのピッキングや静かな動作を可能とし、より滑らかかつ安全に活用できるようになりました。導入業界は食品や薬品、製造まで広がっていますローラーコンベヤやソーターシステムなどと組み合わせることにより、さらに用途の幅が拡がりそうです。
音声認識・音声対話専用バッジ型ウェアラブルデバイス「AmiVoice WT01」
株式会社アドバンスト・メディアでは、バッジ型のウェアラブルマイク端末を発表しています。 小型かつ軽量なので、首から下げて使用することを推奨しており、スマホやタブレット、PCなどあらゆるデバイスにBluetoothを利用して音声指示を出すことができます。 音声認識も人によって異なるトーンやスピード、波長などを一定の期間使用することで、システム内で自動変換してくれる仕組みです。また、強力なノイズ除去機能付きなので、工場や物流現場での導入事例が100社以上と増えてきています。
おわりに
これまで人が終始行ってきたことを機械化が進むことにより、少ない人数でより多くの生産を上げることができるようになります。
作業性を上げることにより、人手不足の解消やひとりあたりの作業負担を減らすことにもつながるので、オートメーション化は雇用にも影響を与えると言っても過言ではありません。
是非、現場の環境改善でお悩みの際は、物流倉庫プランナーズまでお気軽ご相談ください。