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(前編)起こってからでは手遅れ!今からでも間に合う自動倉庫向け電源保護ソリューション

(前編)起こってからでは手遅れ!今からでも間に合う自動倉庫向け電源保護ソリューション

倉庫業の自動化が進み、物流倉庫内の一連の作業である入荷から出荷、棚卸などを見える化・効率化し、一元的に管理するWMS(倉庫管理システム)等自動化システムの導入はますます進むと考えています。
さらに、倉庫内マテハン機器から末端のスイッチ類まで、あらゆる機器がネットワークへ繋がる時代になってきました。
ここで忘れてはいけないのは、それら全ての機器には「電源」が必要ということです。前編では倉庫業における電源保護のご提案、後編では倉庫業における無停電電源装置(UPS)の導入事例についてご紹介します。

より重要性を増す倉庫業の電源保護

倉庫業の取扱量は年々増加し、特に顕著なのはEC市場規模の急拡大です。2015年から2019年の5年間で市場規模は約1.5倍に拡大し、年平均成長率を見ても約9%と成長を続けています。COVID-19の影響もあってか、EC市場はさらなる加速を続けており、COVID-19収束後もEC利用拡大は続くと国土交通省も見ています。
一方で倉庫業の課題として、物流の2024年問題や生産年齢人口の減少による慢性的な人手不足が顕在化しています。この傾向を素直に受け取ると、倉庫業の自動化はこれまで以上に進むと私たちは考えています。
倉庫内で使用される基幹システムやWMSなどのIT機器、オペレーションに必要なマテハン機器、ピッキングロボットや自動ラックシステム、倉庫内の監視に必要なネットワークカメラ等、それぞれがネットワークへ繋がることで、モノとモノがつながるIoT化が加速します。ここで一旦立ち止まって考えてみてください。WMSやマテハン機器等、倉庫で使用されるほとんどの機器は「電源」が無ければ動きません。重要なポイントは、倉庫が自動化されることで、より電源に依存したオペレーションに変わるという点です。
そしてこれらの機器は、不安定な系統電源や目に見えないところで発生している瞬時電圧低下により、常に停止するリスクを抱えています。
みなさまも肌で感じているように、自然災害による電源供給のトラブルや停電は増加傾向にあり、これからの倉庫業は、より安定した電源を確保することが事業成功のカギになると私たちは考えています。

自動倉庫システムを支える無停電電源装置(UPS)

不安定な電源の中でも継続した倉庫オペレーションを行うために、UPSの導入を強く推奨しています。よく「バッテリーとUPSは何が違うのか?」と聞かれることがあります。UPSを一言でいえば、バッテリーの機能に加え、不測の停電等においても電力を切らすことなく負荷へ電気を供給することができる装置です。そのため、バッテリーでは保護できず、一瞬でも電気を止めてはならない機器をUPSでは保護することが可能です。次に、UPSの主な役割を2つご紹介します。
一つ目は「機器の突然のダウンによるデータ破壊や損失を防ぐ」ことです。自動倉庫では使用している機器それぞれが連携しているにも関わらず、突然の停電等により蓄積したデータは破損し、1機器の停止が他の機器へも波及し、連携システム全体の再立ち上げに長時間を要する可能性があります。二つ目は「電力復旧までのつなぎの電力」であることです。今では非常用発電機を備える倉庫も増えていますが、設置していない倉庫もまだ多くあるはずです。そのような場合でも、UPSを設置することで、長時間の設備保護はできませんが、それぞれの機器を安全停止するまではUPSから電力を供給し、停電等復帰後には、倉庫内の機器を素早く立上げられるようサポートすることが可能です。
ここまでのお話で、止まらない物流倉庫を実現するためには、UPSで機器を保護することが重要であることがご理解頂けたかと思います。
後編では、これまで弊社が携わってきた最新自動倉庫におけるUPSを含めた導入事例についてご紹介します。

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