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フォークリフト通行エリアに適したサイン用シート(路面標示材)とは?
フォークリフトの通行するエリアに設置する路面標示材には耐久性が求められます。せっかく綺麗なサインを貼ったのにすぐ剥がれてしまったことはありませんか?また、様々な製品の中から何を選べば良いか迷ったことはありませんか?本記事では、路面標示材の種類や、倉庫のフォークリフト通行エリアに使える耐久性の高い製品をご紹介します。
まず、路面標示用製品にはどのようなものがあるか?
ひとくちに路面標示材といっても多種多様な製品があります。何を選べば良いか迷ったことはありませんでしょうか?代表的なものは塗装ですが、倉庫内では火器の使用ができず耐久性の高いものが設置できなかったり、視認性の高いサインを設置しようにもデザインの制約があったりします。
そこで次に思い浮かべるのがシートではないでしょうか。シートは粘着剤や接着剤で路面に貼り付けることができ、印刷が可能でデザインの自由度が高いものが多いことがメリットです。しかしながら、シートも非常に多くの種類があり、どのシートを選べば良いか悩むケースもあります。一見すると同じように見えるシートでも、適した形で使用しないと不具合の原因となるので注意が必要です。
一般的には、路面フィルムは以下のように貼り付けエリアや求める耐久性などによって製品がラインアップされています。
各製品はそれぞれの用途に適した設計がされています。どれも違う製品であり、目的・シーンに適した製品を選ぶ必要があります。
- 歩行エリア(長期):重歩行エリアの垂直にかかる力への耐久性と長期の接着性。
- 歩行エリア(短期):歩行エリアの垂直にかかる力への耐久性と、期間終了後に綺麗に剥がせる再剥離性。
- 車輌通行エリア(長期):車輌の通行ならびにタイヤの据え切りに対する耐久性と長期の接着性。
- 車輌通行エリア(短期):車輌の通行に対する耐久性。
フォークリフトなどの車輌通行エリアには何が適切か?
さて、車輛の通行エリアに適した製品を見ていきます。
見た目は同じでも車輌通行エリアに適していない、例えば歩行エリア用のシートを貼るとどうなるでしょうか?実際に車のタイヤがシートの上に乗り、ハンドルを切るとどのようになるのか、以下でご覧ください。
左:車輌通行エリア向けシート、右:歩行エリア向けシート
左:車輌通行エリア向けシート、右:歩行エリア向けシート
左側の車輌通行エリア向けシートは耐久しているのに対して、右側の歩行エリア向けシートは剥がれてしまっています。これは歩行エリア向けのシートが車輌通行エリア向けに設計されていないからです。逆に歩行エリアに両者を貼ると、歩行エリア向けのシートの方が長期的に耐久することでしょう。単純に耐久性という言葉のみで比較ができず、どれくらい長期的に使用できるかは、貼り付けエリア等に左右されます。
従ってフォークリフトの通行エリアには車輌通行エリアに対応したフィルムを選択しましょう。貼れるだけではなく、タイヤが乗りハンドルを切った際(据え切り時)に耐久するシートなのかもチェックが必要です。
“据え切り”時には大きな力がかかっている
ハンドルを切る際(タイヤの据え切り時)には大きな力が路面に加わります。車輌通行エリア向けと謳われているシートであればどのシートでも良いものでしょうか。その違いを見ていきます。
3M社の3M™ スコッチカル™ ペイントフィルム CPG-IIIという車輌通行エリア向けの製品は、駐車場などで一般的に使用されているシートに比べ耐久性が高く、フォークリフトの通行エリアでも比較的長く使うことができます。何度も据え切りをするとどうなるでしょうか?以下は50回の据え切りにおいて、CPG-IIIと一般的なシートを比較したものです。
50回据え切り後にCPG-IIIは耐久しているのに対し、一般的なシートでは一部削り取られ、意匠性が損なわれていることが分かります。
据え切り前
据え切り50回(清掃後)
試験方法の内容:
●タイヤ:ラジアルタイヤ/ブリジストン社製Nextry(ネクストリー)●サイズ:215/65 R16●荷重:500kg(軽自動車から3ナンバーの乗用車を想定、重量でMax 2トン車)●測定機器概要:40mm 厚の平滑なコンクリート基材に試験体を定法で貼付、タイヤに500kgの荷重をかける/試験体の同一箇所左右据え切りを行う(左右1往復を1回として測定)
CPG-IIIの3つの特徴
CPG-IIIには以下の3つの特徴があります。
- 高い耐久性
- デジタル印刷による自由なデザイン
- 施工時に特殊な工具や火器が不要
耐久性についてはさきほど記載しましたので、それ以外の特徴についてもご紹します。
デジタル印刷による自由なデザイン
サインのデザインは倉庫内の状況にあったものが必要です。CPG-IIIは大判インクジェットプリンタによる印刷が可能。それにより自由な表現が可能となり、ご要望に合ったサインを実現できます。上記のような写真表現も可能なほど表現の幅が広いこの製品で、ぜひ倉庫内に綺麗で分かりやすいサインを設置しましょう。
施工時に特殊な工具や火器が不要
倉庫内でのサイン設置時には、施工に対する様々な制約があるものです。大がかりな工具・機器の搬入や火器の使用が難しいケースも多いのではないでしょうか。CPG-IIIは施工時に特殊な工具を必要としません。また、火器も不要のため、屋内で火器が使用できない場所でも施工していただけます。
具体的な施工方法(動画)をこちらからご確認下さい。
CPG-IIIのカタログダウンロード(無料)はこちら
CPG-IIIの施工事例や細かい仕様が掲載されているカタログをぜひご覧下さい。
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