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倉庫・工場でのネットワーク・セキュリティの重要性と対策
現在では、倉庫や工場いおいてあらゆる機器がネットワークに接続され、物品の管理から配送先などの情報管理、製造に関わるシステムがネットワーク上で稼働しています。
それと同時に、それらを狙うサイバー攻撃も増え、手口も高度化し対策をしていても情報の流出等が起きたことが度々報道されています。
狙われるのは必ずしも大手企業というわけではなく、中小企業、個人までがターゲットになり、自社は大丈夫ということは一切ないというのが現状です。
引用:総務省|令和4年版 情報通信白書|我が国におけるサイバーセキュリティの現状
倉庫や工場でサイバー攻撃を受けるとどのような損害があるか
では倉庫や工場においてサイバー攻撃を受けた際にはどのようなものがあるでしょうか。
種類は様々ありますが代用的なものを上げてみたいと思います。
- 個人情報の流出
業務上で個人情報を多く扱う倉庫では個人情報の流出の危険があります。
とくにEC物流などでは個人宛に配送するため、情報の取り扱いには注意が必要です。 - 製造や稼働の停止
セキュリティの脆弱性をに付け込み、ネットワークに侵入されると情報の破壊や改ざんから機器が停止し製造やその他出荷に関する指示ができなくなります
- サプライチェーンの麻痺
サプライチェーン攻撃と言われ、業務上の繋がりのあるところへ次々と攻撃を広げていき、セキュリティレベルの低い子会社や取引先に次々と感染します
- 機器にログインできない
サイバー攻撃により様々な機器がロックされ、ログインや閲覧が不可能になり、稼働の停止や、身代金を請求されるなどの事態になります。
サイバー攻撃に対する対策
攻撃への対策はまずネットワークの見直しや各機器へのセキュリティを高める対策が必要となります。まずは環境を整えた上で、その次に従業員に対するセキュリティの教育と個人情報の持ち出し、USB使用の制限などのルール徹底と教育が必要です。
物流分野における情報セキュリティ確保に係る安全ガイドライン
物流は重要なインフラとして、攻撃を受けた際に大きな影響がある、「集配管理システム」「貨物追跡システム」「倉庫管理システム」に関し「物流分野における情報セキュリティ確保に係る安全ガイドライン」が策定されています。
この対策を行う上で重要なのは、情報セキュリティ対策の推進のに必要な人材の育成と確保が必要であり、セキュリティ担当の人材がいない場合は採用を行うか教育、訓練を計画的に実施することです。
攻撃が緻密で巧妙化する現在において専門知識を有したスタッフの採用、訓練が望まれます。