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話題のAI搭載 物流ロボットGeek+「EVE」の全貌に迫る!

話題のAI搭載 物流ロボットGeek+「EVE」の全貌に迫る!

物流の世界でもどんどん導入の進むAI(人工知能)

AIの産業化が進み、いろいろな業界で使われつつあります。物流の世界でもAIロボットが登場しており、物流ロボットの「EVE」の日本導入が始まっています。EVEとは中国のギークプラス社が開発したAI物流ロボットです。ギークプラス社は物流ロボットマーケットで100億円以上の資金を調達しています。アリババグループのT-mallやVIPShop、Suningなど20社以上のクライアントを抱えていて、今までおよそ1500台のロボットを納入した実績があります。

日本で初めてギークプラスEVEのクライアントになったのは、アッカ・インターナショナルというフルフィルメントプロバイダーの企業です。アッカ・インターナショナルではドイツの有名靴ブランドのビルケンシュトックジャパンの公式通販サイトを手掛けていて、その中の業務オペレーションをロボット化しています。そのほかにも400以上のアパレルブランドを取り扱っているフルフィルメントプロバイダーで、業務の効率化を目的に導入に舵を切りました。国内外でEVEシリーズを導入する事例は増加しているので、日本でも利用を検討する企業は今後増えてくるでしょう。

ギークプラス EVEの3つの特徴を紹介

ギークプラスの搬送ロボットEVEシリーズは日本国内外の物流業者の間で注目を集めています。その理由として、主に3つの特徴があり作業効率のアップが見込めるからです。

省人化効果による効率のアップ

EVEのようなAI物流ロボットを導入することで、ピッキングや棚入れ作業で人の手を借りる必要性がなくなります。一度インプットすれば、あとは自動的に作業を行うので作業効率がアップします。人間が行った場合、1時間当たり50個程度のピッキング実績だったのが、300点以上と6倍に引き上げることも可能だといいます。人間のピッキング作業の場合、商品をとって棚入れをするまでに、長い距離を歩かないといけません。しかしEVEを導入すれば、作業者の前に自動的に棚が来ます。つまり歩く作業を省略できる分、効率が向上するわけです。必要な人員も少なくなりますので、人件費抑制につながり、収益効率のアップ効果も期待できます。

倉庫レイアウトを最適化が可能

EVEがコントロールするシステムの中で、物流に関するデータは蓄積されます。その中で人気商品を認識し、その棚を出荷場近くに自動的に移動してくれます。自動的に倉庫レイアウトを最適化することも可能です。また、人気商品を複数のピッキングエリアで同時に呼び寄せた場合、人気商品を複数の棚にバラして保管することで、近くによりある棚を運んでくることもできます。荷主の製品や出荷頻度、SKUの数などにより、様々な使い方ができるのも大きな特徴です。

コストパフォーマンスの高さ

物流の世界の場合、大型機械を投入することが多く、この場合設備投資に多額の費用をかける必要がありました。このため、投資資金の回収にかかる時間がどうしても長期化します。EVEの場合、先ほど紹介したように作業員の削減が可能です。人件費の圧縮によって、2~3年程度使用すれば初期コストの回収も十分見込めます。

様々な業界で活用できるEVE

ギークプラス人工知能搭載ロボットEVE

物流の世界ではIoTへの注目度が高まっています。IoTが導入されれば、収益効率もアップします。特に物流の世界では、EC市場が拡大し続けています。それまでの規模と比較して、3倍や6倍、10倍と急速に拡大していくとどう対処するかが問題になります。物流のオペレーションはボリュームが増えるだけでなく、システムの仕組みも複雑化していきます。すると人手不足になりますが、人件費がかかる、育成には時間もかかるということで、すぐに人員を増やすのも難しく、物流業者の中にはジレンマに陥っているところも少なくありません。

そこで注目を集めているのが、ギークプラスEVEシリーズのようなロボットの存在です。日本で初めて導入したアッカ・インターナショナルによると、ピッキング速度が300ps/hで、人間が行うのと比較して3~4倍のスピードを誇っています。しかも、ただ単に速いだけでなく、ピッキングの精度も99.9%という高い数値をたたき出しているとのことです。自分のところの倉庫に導入するにあたって、なかなかなじまないのではないかと不安に感じる人もいるでしょう。しかし前述のアッカ・インターナショナルの場合、導入まで3か月程度でスムーズに稼働できたとのことです。このようにスムーズに導入できるのであれば自分のところでも、と思う物流業者も出てくるでしょう。

ギークプラスEVEシリーズは画期的である反面、中身は非常にシンプルな構造になっています。またメンテナンスしやすくなっているのも魅力で、小さなギアは銅製・大きなギアは鉄製になっています。同じ材質を使ってしまうと、摩耗するのも一緒で両方一気に取り換える必要があります。しかし片方を柔らかめの材質にしておけば、摩耗した場合ギアだけを取り換えることになり、手間や負担を最小限に抑制できます。このようにできるだけ簡単にメンテナンスを済ませられるのは大きな魅力です。

物流の世界では、頻繁に故障するとシステム全体が稼働しなくなることもあり得ます。しかしこのように簡単にメンテナンスできれば、稼働のストップする可能性は低く、効率的に作業できるようになります。しかもEVEを活用することで、情報をどんどん蓄積できます。その結果、より効率的に作業するためにはどうすればいいか、トラブルがあった場合今後どのように対処すべきかを学習していきます。つまり導入期間が長くなればなるほど、どんどん成長していってくれます。

今後ECプラットフォームや3PLプロバイダー、運送会社、アパレル、医薬品、自動車の製造業者など、さまざま用途で活躍する搬送ロボットです。倉庫内の作業の省人化・効率化を求めているのであれば、EVEシリーズの導入を検討してみる価値は十分あるでしょう。

当社はEVE導入後のメンテナンスサービスも承っております。ギークプラスEVEシリーズについて、気になることがあれば、ぜひとも当社までお問い合わせください。

ギークプラスEVE 実機見学ツアー受付中

千葉ニュータウンにて実機見学が可能です。省人化に向けて本格的に導入検討されている方は、問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

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