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運送業の倒産増加。コストプッシュ型インフレによる影響か?
帝国データバンクによると、2024年上半期「道路貨物運送業」が上半期比較で、4年連続増加したとの発表がありました。これには様々な要因があるかと思いますが、今回はその要因に関していくつか考えていきたいと思います。
多くの物流事業者は2024年問題に対応するために、ドライバーの人件費を上げなければならない状況に陥っていること。
時間外労働が960時間に制限されたことで、労働時間に制約がかかり、ドライバーがこれまでと同様の賃金を収受するためには、時間当たりの単価を引き上げる必要があります。
単価を上げなければ、給料が下がってしまう等が考えられ給料が下がるならば、転職を考えるドライバーさんもいると考えらます。
ここでさらに考えていきたいのが、ドライバーの給料を上げるための原資となるお金で、荷主に対して料金改定を行えれば、それが原資となるがこれは、思うように進まないケースが多いと言われています。
燃料価格が高止まりしていること
2020年の4月頃と比べると2024年4月は約40%~50%の間で上がっており、一向に下がる気配がありません。
燃料の価格は外的要因が強く、自社努力等で解消できる問題ではなく、燃料価格の高騰について、運賃に転嫁することがスムーズに荷主から承認が得られれば良いですがこちらも思うように進まないことが多いです。
後継者不足
根本的に人が足りないことで、廃業を余儀なくされた後継者が不足する要因としては下記が考えられます。 労働時間も
下半期も引き続き道路貨物運送業者の倒産は高水準で推移することが予想される
ここまで記載した1~3だけではないと思うが、事実として廃業する会社は、このままのペースで推移すると2009年の年間最多を上回る可能性があります。
労働生産性の向上や、生産コストの削減等、内側で出来ることは限られるが、事業継続のため改善を進めることは必要であることは間違いないと考えれられます。
弊社として引き続き、物流面だけに限らずお客様のニーズに合ったソリューションの提案を推進し社会に貢献していきたい。