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セミナーレポート 物流の基礎知識セミナー
4月になり新しく物流の担当になられた方や新入社員の方を対象とした「物流の基礎知識セミナー」を2023年4月18日に開催いたしました。
今回はセミナーレポートして当日お話させていただいた内容の一部の概要をまとめました。
物流 業界における課題・動向
課題1 生産年齢人口の減少
日本全体の社会課題として生産年齢人口の減少があげられますが、この問題は物流業界でも大きな問題となっております。
物流倉庫では多くの方が働かれているため、人手不足は直接出荷できる数量に係わってくる為、この問題の解決は避けて通れない問題となっております。
課題2 2025年の崖
DXを進めようと思っても下記の問題から実行に移せない企業が多く、このような状況を「2025年の崖」と呼び、経済産業省も警告を鳴らしています。
2025年以降に発生する年間経済損失は最大12兆円と言われています。
DX化が進まない要因
・43万人のIT人材不足
・構築から21年以上経過した基幹システムが多い
・保守運用費の増加90%
課題3 物流の2024年問題
物流業界で大きな問題となっている事項として「2024年問題」が挙げられます。
2024年問題は働き方改革関連法で2024年4月1日に施行される年間時間外労働を上限960時間に制限することに起因する問題の総称です。
この2024年問題により下記のような事項が懸念されています
・トラックドライバーに与える影響
残業代に対する割増率が25%から50%に変更されていることから企業側は残業時間の削減に取り組むことが予測されます。
これによりドライバーとしては時間外手当の減少からより条件の良い他社への転職も考えられ、それに対応する離職防止策も考える必要があります。
・物流会社に与える影響
ドライバーの業務量の減少により、顧客から請け負える業務量が減少し売上の減少が起こる可能性があります。
また、売上減少と人件費の増加により利益が圧迫される可能性が高く、リスクを回避するための経営改善が必要
・荷主会社に与える影響
上記の要因から運搬料金お値上げ要請を受け、物流コストの増加が考えられます。
また、ドライバーが1日で運べるリソースが限られてくるため、1日で出荷できる数が減少し、売上の低下の恐れがあります。
バースの予約システムを導入や、積載効率を上げるなどの物流企業への配慮が必要となります
物流業界の課題解決方法
前項で上げた問題を解決するために以下のような解決法が考えられます
・配車システムを始めとした運送DX
・積載効率のアップ
・物流業務の見える化
このような問題が目前に迫っており、各社が業務の省人化や自動化、積載効率の改善、業務効率の改善が求められています。
省人化や業務改善で何から手を付けていいかわからない、どうすればいいのかわからないというお声も多くいただきますので、お困りのことがございましたらご遠慮なくお問い合わせください。
セミナー動画公開中
ここでは提案の部分のレポートとさせていただきますが、他にも「分析」「実行」に関し3名にお話していただいております。
続きは本セミナーの動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。