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世界最大の物流展示会「CeMAT2016」注目すべき遠隔搬送機など2製品を紹介
2016年6月にドイツハノーバーで開催された世界最大の物流展示会「CeMAT」にて、気になった製品を2つ紹介します。世界40カ国以上から1000社以上が出展する巨大な展示会です。
ドイツでは、政府主導の元で次世代の物流の産業革命が進められています。「インダストリー4.0(Industrie 4.0)」と呼ばれる巨大プロジェクトです。
ざっくり説明すれば、インターネット(IoT)や人工知能(AI)・ロボット技術を活用した、製造や物流の自動化・無人化を実現するためのプロジェクトです。ドイツの物流技術は、世界でも最先端です。インダストリー4.0の物流説明はロジスティックス4.0を参考ください。
そういった状況で開催される「CeMAT」は、世界中の物流関係者から注目を集めています。イントラロジスティクスの最新テクノロジー情報が満載です。イントラロジスティクスとは、企業の工場・工場内運搬・倉庫・拠点・配送などに関連する物流システム全般のことです。日本語で言えば「物流」です。
今回の「CeMAT」では、ロジスティクスIT、ピッキング&包装、搬送&リフト、倉庫&貨物、マネージャー&サービスの5分野で世界最新ツールの展示されましたその中でも最新で、日本では知られていない注目すべき自動倉庫やロボットによるピッキングなどを2製品紹介いたします。
ドイツの真空機器メーカーのシュマルツの自動ピッキング機
ドイツの真空機器メーカーのシュマルツは、真空パッドや真空発生器等の吸着部品をはじめ、一つのハンドで一括搬送を実現できる大面積真空グリッパーなどの多彩な製品ラインナップを展開しています。
特徴として、凹凸表面を持つ商品のピッキング、数量・種類の異なる商品の一括搬送に最適です。例えば木材やガラス、金属、プラスティックなどを確実に固定し、効率的な加工・生産を実現できる吸着システムです。また、ロボットアームに装着する事によってスピーディーな搬送を実現します。
ドイツのエンジニアコンサル会社 HITハーフェンの遠隔搬送機
HITハーフェンはドイツのエンジニアコンサル会社です。「move e star」と呼ばれる自動搬送器を展開しています。特徴は、狭いスペースや通路でも重量物を搬送が可能であり、遠隔操作により商品搬送できます。
さらに縦横の全方向への移動ができます。自動で高さの調整可能な機能も搭載されています。フォークリストが旋回出来るスペースに確保しなくても、省スペースで荷物に搬送・仕分けを実現しています。
物流関係者が注目するCeMAT
世界中の物流関係者から注目を集めるCeMATの情報は必見です。 2016年7月12日から7月14日にはオーストラリアのメルボルンでCeMAT AUSTRALIA 2016が開催されました。 2016年11月1日から11月4日には、中国の上海新国際博覧センターでCeMAT ASIA 2016が開催されます。 CeMAT 2016のダイジェスト動画も参考ください。