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物流方式のひとつであるコールドチェーンってどんな方法?

物流方式のひとつであるコールドチェーンってどんな方法?

コールドチェーンとは?

物流の手法はどんどん進化しています。その中でも注目を集めている手法のひとつに、コールドチェーンがあります。コールドチェーンとは、日本語に訳すと「低温物流体系」となります。

日本語に直すとイメージしやすいと思いますが、低温管理が必要な製品を冷蔵もしくは冷凍した状態で最終消費地まで配送する方式です。このコールドチェーンが登場したことで、物流は飛躍的に発展したといわれています。これは、いろいろな商品を鮮度・品質の高い状態で届けることができるためです。

コールドチェーンの対象となる品目は、医薬品や化学薬品、血液パック、冷凍食品、生鮮食品、水産物といったように多ジャンルにわたります。製薬メーカーやコンビニ、スーパーなど私たちの日常生活に欠かせないサービスで利用されているシステムです。

 

世界的にコールドチェーンの市場規模は拡大しています。コールドチェーンが登場したことで、冷凍食品の配送も鮮度を保ったまま行えるようになりました。国内冷凍食品の生産額を見てみると、2010年に6,300億円程度だったのが2015年には6,900億円程度にまで規模を拡大しています。これは、年平均でみると1.8%増です。

また、海外でもコールドチェーン事業は普及し始めています。しかし、タイやマレーシア、中国、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどの東アジア諸国における冷凍冷蔵食品の消費量は先進国と比較するとまだまだ少ないです。つまり、東アジアには伸びしろが十分あるといえるのです。

医薬品におけるコールドチェーン

コールドチェーンは食料品だけでなく、医療業界にも大きな影響を及ぼしました。ワクチン製剤をはじめとして医薬品を管理するためには、2~8度の低温が条件となります。

これまでの常温流通では、日本全国に輸送するのは難しい状態でした。しかし、コールドチェーンが登場したことで、先ほど紹介した低温管理が必要な医薬品でも条件を満たした状態で医療機関や調剤薬局などに届けられるようになったのです。そのため、医薬品を処方した場合に高い効果が期待できるわけです。

 

逆にコールドチェーンが上手く機能しないと、医療サービスに深刻な影響を与える危険性もあります。

例えば、手術などをする際には輸血が必要です。血液バッグも先ほど紹介した2~8度の条件で管理するのですが、コールドチェーンが機能しなくなって8度を超えてしまうとその血液バッグは廃棄処分しなければなりません。8度を少し上回っただけでも廃棄処分するのが原則です。そのため、コールドチェーンがなければ、血液不足が医療機関で起こり、手術などの治療ができなくなる恐れがあるのです。医療業界にとって、コールドチェーンは重要な役割を果たしているといえるでしょう。

コールドチェーンの発展が食品の品質に与えた影響

コールドチェーンが登場したことで、食品の物流業界が大きな変化をしたといわれています。特に野菜などの生鮮食品を運ぶレベルが上がりました。

それまでの常温流通から低温流通に切り替えることで、生鮮食品の鮮度を取れたてに近い状態で消費地に送れます。常温流通と比較すると、鮮度保持期間も低温流通のほうが圧倒的に長いです。そのため、鮮度が高い状態で消費者は野菜などの食品を購入でき、食材の持つ本来の味わいを堪能できます。また食品が腐ったり傷んだりするリスクも少なくなりますので、流通段階における廃棄ロスを削減できます。無駄なコストをカットできるので、食品業界の効率性を高めることが可能です。

また、常温流通の場合、時間がかかる場所への配送は難しいです。配送している間に食品の品質がどんどん落ちてしまうからです。特に船舶で海外に輸送する場合、食品の輸出入はかなり難しかったです。しかし、コールドチェーンが登場したことで、生鮮食品も海外に輸出することも可能です。傷む心配がなくなりますし、海外でも取れたての生鮮食品を食すチャンスが出てきます。また、日本で海外の食料品を高い鮮度の状態で食べられるメリットもあります。コールドチェーンが登場したことで、食品業界の可能性は膨らんだといえるでしょう。

物流コールドチェーンとIoT

IoT(モノのインターネット)時代に突入して、コールドチェーンにもデータ・ロガーなどの装置が応用されはじめています。この装置を活用することで、コールドチェーンによる輸送中の温度管理がより正確になります。例えば、輸送中最高気温がどのくらいだったか、推奨温度から逸脱した時間があればどのくらいかといったことも正確にモニタリングできます。つまり、ゴールドチェーンによって輸送された商品の品質を診なくても把握できるのです。

先ほど紹介した医薬品の管理については、少しでも閾値を超えてしまうと使えなくなるものも多いです。モニタリングを正確に行えれば、届いた処方薬や血液バッグが使えるのか廃棄処分にするか、適切に判断を下せるようになります。メーカーのなかには、周辺光センサーや湿度センサーを開発しているところもあり、より適切な管理が期待できます。

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