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倉庫内の無駄な空間スペースを有効活用する方法

倉庫内の無駄な空間スペースを有効活用する方法

倉庫とは貨物や物品の貯蔵、保管をするための建物です。
限られた空間の中で最大限の保管スペースを確保することがその倉庫の生み出す利益につながります。今回は空間を有効活用するためのレイアウトの工夫やマテハン機器をご紹介いたします。

倉庫の保管スペースを上げるために検討しなければならない点は大きく2点です。

①平面上の空きスペースの確保

②空間(高さ)の利用

平面上の空きスペースの確保する効率化事例

庫内は大きく保管スペース、通路、作業スペース、荷捌き場、事務所に分けられます。この中で、最も場所を取っているのが通路です。通路はフォークリフトが回転できるよう、幅3~4mを確保します。この通路を削減することが保管スペース確保の近道となります。

移動ラックの導入

移動ラックは作業用通路が1本で済むため、固定棚に比べ、保管効率が上がります。

フォークリフトの入れ替え

カウンター式のフォークリフトから小回りの利くリーチ式のフォークリフトに変えたことにより、通路幅を削減。

ラック間口の変更:今まで均等に仕切っていたラックの間口を品目の物量により仕切りの広さを変えることにより、ラックの保管効率をアップ。

空間(高さ)を利用した効率化の事例

平面保管からラックで天井高までの空間を活用した立体保管にすることで、倉庫内の物品保管効率は高まります。

空間を利用した効率化の事例

ネスティングラックの導入

ネスティングラックは施工の必要がなくレイアウトが自由に組め、使用しないときは重ねてコンパクトに保管ができます。導入件数も多く、簡単に倉庫内での荷物の立体保管ができます。

パレットラックの導入

パレットラックは施工が必要であり、簡単に解体ができませんが、段数や段の高さが自由に設定できるため、パレットを運用した保管では、高い収納率が期待できます。

メザニンラック(中2階)の導入

メザニンラック(中2階)の導入で倉庫の床面積が拡大します。施工には法的な問題をクリアする必要があります。

自動倉庫の導入

上記平面上のスペースの効率化と空間の利用を両立させるのは自動倉庫です。
自動倉庫はクレーンが入出庫を行うため、フォークリフトの通る通路スペースを
確保する必要がありません。また、フォークリフトでは入出庫できないような高い
場所にも保管ができます。

おわりに

倉庫の保管効率を上げることは利益につながります。ただし、非保管効スペースをの削減を進めれば作業スペースが縮小され、作業効率の低下につながる恐れがあります。また、物流機器の導入には多大なコストもかかります。

倉庫で保管される物の特性や出荷頻度、保管形態、倉庫の環境で最適な倉庫のレイアウトは変わってきます。物流倉庫プランナーズは最新の物流システムから格安の中古物流機器の情報と今までに関わらせて頂いたお客様の事例をご紹介できます。

もし、自社の倉庫の保管効率を見直す機会があれば是非1度ご相談下さい。

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