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【ラックの選び方】物流倉庫に適したラックの種類や仕様をご紹介

【ラックの選び方】物流倉庫に適したラックの種類や仕様をご紹介

倉庫の新設や移転・統合する際、必ず必要になるのが「ラック」です。商品を保管するために使われるラックですが、商品の荷姿や、倉庫のスペース・レイアウトに考慮し、適切なラック選びが重要になります。 本記事では、一般的なラックとして選ばれている様々なラックの種類や、倉庫に合わせた選定方法などをご紹介いたします。

まずはラックの種類について知ろう

今回ご紹介するのは、主に以下のラックになります。

ラックの種類一覧

  • ネスティングラック
  • パレットラック(重量ラック)
  • 中量ラック・中軽量ラック
  • その他用途別に合わせたラック

ネスティングラック

ネステナー

メーカーによってはネスラック、スタックテナー、ネステナーと呼び方は様々です。金属のフレームでラックを組み、単体使用、または段積みで使用することができます。

ネスティングラックはどんな倉庫にオススメ?

保管する商品の荷姿が似ている、または同じという倉庫に最適です。ネスティングラックは、未使用時は重ねてコンパクトに収納できるため、繁忙期や閑散期により倉庫の使用スペースが変わる場合にもオススメです。また、複雑な施工が必要ないため、短期間や賃貸倉庫の利用の際に最も多く活用されています。

ネスティングラックの種類について

ネスティングラックは主に「逆ネスティングラック(逆ネス)」と「正ネスティングラック(正ネス)」の2種類からお選びいただけます。いずれもただ上下逆さになっているというわけではありません。組み立て方法や利用シーンなども変わってきますので、倉庫のレイアウトや保管方法にあわせて選ぶことができます。

逆ネスティングラック(逆ネス)

  • 床にパレットを置くことにより、一つのラックで2パレット分の荷物が収納可能。
  • 天井の低い倉庫で収納力を上げたい場合にオススメです。

正ネスティングラック(正ネス)

  • パレットを床に置けない場合は、正ネスを使います。
  • 荷物を下に積み込むため安定した保管が可能です。
  • フォークをラックの下に差し込み、ラックごと持ち上げることができるので、商品を下ろす必要がなく、頻繁にレイアウトが変わる倉庫での使用がオススメです。
▽関連製品
ネスティングラック https://lplanners.jp/products/nesting-rack/

パレットラック(重量ラック)

重量ラックとも呼ばれており、パレットで荷物を保管する際に一般的に使われている保管ラックです。

パレットラックとネスティングラックの違い

パレットラックとネスティングラックは、どちらもパレットとセットで使われることを想定しています。パレットラックはネスティングラックと比べ耐荷重に優れておりますが、固定ラックであるため、設置工事が必要になります。また、ネスティングラックのように、未使用時に重ねて保管することはできないため、頻繁にレイアウトが変わる倉庫には適していません。

施工の簡単さ 耐荷重 収納の自由度 未使用時の保管
ネスティングラック
パレットラック ×

パレットラックがネスティングラックより優れている点

パレットラックがネスティングラックより優れている点は、耐荷重以外に、収納の自由度という点が挙げられます。ネスティングラックは重ねることにより棚として機能しますが、間隔はすべて均一です。 パレットラックの場合は、間隔の高さを自由に調節できるため、段によって荷姿のサイズに合わせることができます。

パレットラックはどんな倉庫にオススメ?

ネスティングラックは高さ制限がある一方、パレットラックは高さを自由に設定できるため、天井が高い倉庫での最大スペース活用を考慮した場合、パレットラックのほうが適しています。 ラックの高さはご利用のフォークリフトが届く高さに設定します。 注意点として、施工する際に設置工事が必要なため、倉庫が賃貸の場合は管理者の許可と退去の際の原状回復工事が必要になる場合がございます。

電動移動パレットラック

電動パレットラックは、電気式で動くパレットラックで、通常のパレットラックはパレット簡に通路を設定するのに対し、電動式は移動が可能なので使用するときにだけ通路をつくることから、通常のパレットラックに比べ2倍ほどの保管効率があります。

電動パレットラック レールレスタイプ
▽関連製品
電動移動パレットラック 走行・レールレスタイプ https://lplanners.jp/products/dendou-palette-rack/

中量ラック・中軽量ラック

次にご紹介するのが、倉庫棚や収納棚として活用される「中量ラック・中軽量ラック」です。物流倉庫や工場だけではなく、図書館や病院、研究施設でも多く利用されています。

パレットラックとの違いについて

パレットラックはその名の通り、パレット単位で物をを保管するためのラックです。中量ラック・中軽量ラックはダンボールやコンテナなどに入れて商品単位の収納、保管、整理することに適しています。またパレットラックは設置、組み立て工事に時間がかかりますが、中量ラック・中軽量ラックであればボルトレスのものも多く、ハンマー1つで簡単に組み立てることができます。

▽関連製品
パレットラック https://lplanners.jp/products/palet-rack/

中量ラック・中軽量ラックのオススメポイントは?

中軽量ラック

倉庫や施設などでの商品単位での保管用に使用され、手動でのピッキング用の商品保管棚としても多く利用されています。また、簡単に棚板の間隔を調節できるため、収納効率や作業効率も損なわれません。また、中量ラックが主に300kg~/500kg/段、中軽量ラックが200kg/段というのが一般的な段あたりの耐荷重で保管物の重さによって使い分けを行います。

▽関連製品
中軽量・中量ラック https://lplanners.jp/products/steel-rack/

その他用途にあわせたラック

ドライブインラック

【保管方法】 先入れ後出し
【荷物】 大量生産・小品種ロット向け

ラックの奥行があるので、ラックの中にフォークリフトが入れます。そのため、通路面積が狭く設計され、倉庫スペースの効率化が図れます。

プッシュバックラック

【保管方法】 先入れ後出し
【荷物】 大ロット入庫・大ロット出荷

重力を利用した押し込み方式で荷物を取り出します。リードタイムの短い荷物を保管している倉庫に適しています。

タイヤラック

タイヤを保管するためのラックです。使わないタイヤや、シーズンオフのタイヤを保管・収納するために使います。

バーラック

長尺保管棚とも呼ばれています。パイプ、やロッドといった、長尺物を保管するのに適しています。段のピッチも調節可能です。
段のビッチも調節可能で、ひとつのバーにつきおよそ500kg程度の耐荷重があります。

片面タイプは壁際に設置する際に、両面タイプは大量保管する際に選ばれています。
バーの間にはフリースペースの余裕があるので、フォークリフトでの荷捌きも簡単に行えます。

ラックの選定やご提案など、おまかせください

お客様の倉庫にとって一番最適なラックやマテハンを選定させていただきます。 可能であれば、下記もあわせてお伝えいただけるとよりスムーズにご提案できます。

  • 保管する荷物の内容
  • 荷姿、寸法
  • 保管物の重量
  • 保管を希望するパレット数
  • パレットラック施工希望スペースを明記した倉庫の図面

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