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脱プラ、環境配慮が進む緩衝材、梱包材
各企業で進む環境配慮
皆様が御存知の通り、日本やアメリカ、EUなどではプラスチックの利用を減らす規制が始まをっており、日本国内においては、生産したプラスチック製品は分別回収を行いリサイクル、資源循環を行い、海洋汚染を進めないための取り組み「廃プラ新法」が2022年からはじまりました。
物流業界でもパレットを始め多くのプラスチック製品を利用しており、使い捨てにされることが多い梱包材、緩衝材についても脱プラの考え方が進んできております。
プラスチックを使用しない紙の緩衝材
脱プラの動きに伴い、紙製品が見直され、ショッピング袋やファストフードの飲料用のストローなど紙製品を多く見かけるようになりました。
紙製品はそもそも木でできてることから、森林伐採などの問題もありますが、日本では古紙のリサイクルが進んでおり、70%以上が回収されて、60%以上が製品などにリサイクルをされており紙製品はプラスチック(ビニール/フィルム)梱包材に比べ環境にやさしい製品となっております。
また、使用する紙緩衝材自体を再生紙を使用することで資源循環ができさらに環境に配慮した取り組みが可能となります。
エアー緩衝材でも環境配慮は可能。バイオマス素材や再生原料のフィルム
通常、石油を用いて作成されているエアー緩衝材用のフィルムやエアーパッキンでもバイオマス素材や再生原料のフィルムを利用することで環境への配慮が可能となります。
専用の機械を導入することなく、多くの会社が販売しているエアー緩衝材製造機で対応したフィルムが販売されています。
特にバイオマスフィルムは元々の素材にトウモロコシなどを原料として使用し、そもそも石油を使用しない、使用を減らすフィルムということで注目をされています。
このような環境に配慮した製品はコストが上がってしまい敬遠されがちでしたがコストも石油を使用したフィルムと変わらなくなってきました。
プラスチック自体が悪なのではない
脱プラの動きでプラスチック製品自体が悪だと捉えられがちですが、プラ製品が悪なのではなく、加工にしやすさなど大きな利点も有ることから現在の社会では必要不可欠であり、正しくリサイクルし使用する側の意識の変化が必要と言えます。また、先程述べたバイオマスや再生プラスチックなども積極的に使い環境に配慮した企業活動が望まれます