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物流倉庫や工場での廃棄物・ゴミ処理コストの削減
物流倉庫では日々の業務を行う中でダンボールや使用済みのストレッチフィルム、PPバンドなど多くの廃棄物が発生し、回収費用も多くかかっています。
今回はこの廃棄物処理のコスト削減ポイントに関して解説をいたします。
排出事業者責任とは
まず廃棄物処理についてですが、排出事業者責任というのをご存知でしょうか?
廃棄物は排出した事業者が責任をもって処理しなければならない、と法律で定められています。
一般的に倉庫業や製造業、流通小売り業など様々な業種の企業は、廃棄物処理が本業では無い為、廃棄物収集運搬、中間処理および最終処分業者に処理を委託します。
しかし、そのまま回収を依頼するのと、一次処理を行ってから回収を依頼するのでは回収コストに大きな違いが生じてきます。
廃棄物処理コストの削減
廃棄物の処理は上記で述べた通り最終的に回収業者へ依頼をすることとなります。
収集運搬のコストは
(収集運搬費+処理費)×量=収取運搬コスト
で算出され、コストの削減を行うには以下の3点を減らすしかありません。
- 収集運搬費→回収の回数
- 処理費→処理方法の見直し、リサイクル
- 量→減容、減量、発生量の抑制
廃棄物の発生量の抑制
倉庫で多く発生するダンボールは下記のダンボール緩衝材製造機などを用いると緩衝材として利用することができ、回収量を抑えるとともに緩衝材の購入費用の削減も同時に行うことが可能です。
廃棄物の回収回数の削減
下記の圧縮減容機を用いることでダンボールの場合1/5に圧縮することが可能で、回収回数も大きく減らすことが可能です。回収回数を減らすことは、コストの削減だけでなく、運搬回数を減らせることからCO2の削減効果も見込めます。
また、ダンボールの保管スペースも従来より少なくなり、スペースの有効活用が可能となります。
処理方法の見直し
発泡スチロールは、そのまま廃棄すると廃棄物として処理費を払わないといけませんが、発泡スチロール減容機で溶かして1/90まで減容し、固めてインゴット化することで売却することも可能となります。
※買い取り価格、条件はリサイクル会社毎に異なります。
廃棄物は自社内で形を変えることでコストの削減ができる
このように廃棄物は自社内で排出する形を変えることで、処理コストを削減することが可能です。廃棄物の問題はコスト面だけでなく、企業として環境に配慮した経営が昨今求められており、環境配慮とコスト削減の両立を行う方法として、自社内での廃棄物処理機器の導入が進んでおります。
ご興味がございましたら下記に以前開催した「廃棄物処理コスト削減セミナー」の動画を公開しておりますのでぜひご覧ください。